はやみこ

不安症を抱える管理人の、日常生活での、ちょっと日常とは変わった出来事について

包茎手術からついに一年

あのカントン包茎の手術をしてから、ついに一年が経とうとしているんですね。

 

まだ一年しか経っていないんだなぁ、という思いしかないです。

 

それくらいもうすっかり馴染んでますし、感度もすっかり戻りましたし、扱いにも違和感が全くなくなりました。

 

手術する前、インターネットでクリニックを探し、決める時はすごく不安でしたし、実際にここと決めたクリニックに行って(行ったのはメンズサポートクリニック)、カウンセリングを受けて、そのまま手術という流れにも不安はすごくありました。

 

なにしろ、包茎手術、20歳くらいの頃に性病科の先生から手術を受けた方がいいかも、と言われていて、手術したいと思いつつもお金がなくて(高額だし)、それからようやく手術したのが30半ばでしたからね。

 

ちなみに、20歳の頃に初めて自分で皮を剥いて、それから戻せなくなってしまって、大学とか通っている間に腫れてきてしまい、慌てて性病科に駆け込んだのでした。

膨らんだ皮にちくちく針を刺していって、たまった水を抜いてもらって、治ったんですけど、狭窄包茎は当然そのままでした。でも、それ以来、自力で剥いたり戻したりするのはできるようになったんですね。

 

なので、手術したいと思い続けて15年以上。ようやく手術することになったので、一層緊張したというか、いよいよなのかという思いでした。

 

カウンセリングを受けて、手術する先生からもこういうふうに切除しますよという説明を受けて、痛み止めを先に飲んで、いよいよ手術台へ。

 

メンズサポートクリニックにしたのは、痛みがないということを大々的に謳っていたので、そこで決めたんですが、

 

さて、手術台に横たわって付け根辺りに麻酔を打たれます。

 

下半身の感覚がなくなる。

 

麻酔注射の針の方がちくっと痛かった気がします。

 

で、手術開始。なにやら切除する部分をマークしているような感覚。

 

で、なにかほのかに皮膚が焼けるような臭いが。

 

早く終わってくれ、無事に終わってくれ、と胸の上で手を組んで祈っていましたその時は。

 

何かやっているのは分かるんですが、痛みは本当に全然ありませんでしたね。

 

切除もあっという間に終わったらしく、その後、縫合作業へ。

 

縫合している時の方が時間をかけている感じでどきどきしました。なにしろ、〇〇針縫うという体験が生まれて初めてだったので、その部分でもどきどきしました。

 

縫合も終わって、包帯を巻かれ、終了です。「終わりましたよ」と。

 

股間の感覚がないまま立ち上がります。やっぱり痛みというものはありません。でも、包帯で包まれているというのは感じます。

 

「終わりです」と聞いた時はほっとしましたね。不安から解放された気分でした。

 

で、帰宅。

 

ところが帰宅途中、麻酔が切れてくると、ずきんずきんと痛みが出てくる。

 

ずきんずきん!

 

どんどん痛みが強くなってくる。歩くのも段々苦しくなってくるほど。

 

でも、あれだけの範囲、皮膚を除去したのに、ずきんずきんの感覚が狭い感じがしたのは、外科手術の中ではまだましな方だったのかもしれません。

 

でも、ずきんずきんがずっと続いて、その日、仕事がなくて良かったです。帰宅したら、痛みを我慢して布団に横になって眠りました。

 

眠って夜あたりになったら、少し痛みが和らいできたかな、と。

 

ちなみに、手術当日はお風呂は勿論ですが、シャワーを浴びることはできません。

 

晩御飯を食べて、やった痛み止めを飲むことができました。それでまた痛みが治まっていって、眠ることができました。

 

当日とか2日目3日目はまだびくびくして勃起とかもしませんでしたね。それでよかったんです。

 

3日目くらいだったか包帯を自分で取り換えることになります。びくびくしながら取り替えましたね。処方された軟膏は塗るんですが、傷口はなるべく見ないように。

 

でも、問題はそれ以降の夜でしたね。一週間くらい禁欲生活が続くと、眠っている間に勃起してしまう。いわゆる朝勃ちですね。

 

で、勃起すると、縫合されているナイロン糸で締め付けられるような痛みが走る。それで目が覚めてしまう。

 

この時ほど勃起することが嫌だと思ったことはないですね。眠るのが怖かったです。の接合部が裂けてしまうんじゃないかと不安にもなりましたし。

 

とにかく抜糸の日がくるまで勃起時の痛みと闘い続けました。朝勃ちしなかった時の安堵感といったらなかったですね。まあ、朝勃ちするというのは元気な証拠なんですが。

手術する時よりも縫合している時の糸で締め付けられる時の痛みの方が苦痛だった気がします。

 

で、抜糸した時のほっとした思い。

 

抜糸は済んでも、まだまだ不安要素は数か月間続くんですが、それも半年くらい経ったときにはもう違和感がなくなってましたね。

 

ちょっとまだ感度が悪いかな、と思うくらいで。

というのも、気持ち良くなる感覚が変わってしまって戸惑いました。

 

感度が落ちるというのは、包茎手術を受けた体験談・トラブルで、よく聞きますよね。

 

僕もそうかな、と思ったんですが、ただ単に今までのマスターベーションのやり方が間違っていただけだったんですね。

 

ちゃんと性感帯を残した手術をしたので、練習すれば、感じやすい性器になれます。

 

一年が経とうとして、「あ、そうか、手術したのって去年だったんだ」って思うくらいです。もう二年前くらいにしたような感覚です。それくらい過去のことのように感じてしまいます今では。

 

これから手術を考えている人は、まあ完治するには(感度もしっかり戻るには)術後半年~一年くらい、余裕をもって術後の生活を送れることを想定していた方がいいです。パートナーがまだいない場合はじっくり治していけるんですが、いる場合はちょっと迷惑をかけてしまうかもしれませんので。

 

以上、包茎手術体験記『ついに一年』でした。